本興寺 本堂新築工事(4)

前半に続き、三角形の構造体を収める作業となります。
作業を開始したころに一雨降られましたが、作業に大きな影響はなく一安心です。

この日は、NIIZEKI STUDIO様、山田憲明構造設計事務所様 両事務所の方々が確認検査の為、現場にお見えになりましたので、皆が固唾を呑んで作業を見守りました。
また、午後より現場にて建具業者との打ち合わせも行いました。

それでは、建て方後半の初日よりお伝えします。

建て方後半、2日目へ続きます。

カテゴリー: 建築 | コメントする

本興寺 本堂新築工事(3)

いよいよ、建て方を迎えました。
心配していたお天気も晴天に恵まれ、工事が順調かつ安全に進むことを祈るばかりです。

本堂の高さは10mを超え、中央にはステージさながらの足場が組まれました。

今回の御堂は従来の形式にとらわれず、画期的で斬新な大空間となります。
そもそも、以前の御堂は合掌造りの為、内部に柱のない御堂でした。
その形を引き継ぎたいとのお寺さんの意向で、今回この様な御堂が計画されました。
この計画を実現へ向けてお力添えを頂いておりますのが、
意匠設計をNIIZEKI  STUDIO様、構造設計を山田憲明構造設計事務所様です。

それでは、建て方前半をお伝えします。
前半建て方は終了、後半へ続きます。

 

カテゴリー: 建築 | コメントする

本興寺 本堂新築工事(2)

建て方を控え、構造物の製作に取り掛かりました。
この構造物は建物の梁として、また天井部分の意匠としても重要な役割と果たします。
製作には3日間を要し、残念ながら中日は雨に降られての作業となりました。

出番を控える材、
手加工では適わないほどの緻密で高度な加工が施されています。

  これらの材を組み合わせ、大小24個の三角形の構造体を製作していきます。

カテゴリー: 建築 | コメントする

本興寺 本堂新築工事

一松山(いっしょうざん)本興寺(ほんこうじ)の本堂がお役目を終え、86年間の歴史に幕を下ろしました。
本興寺さんは私の家の菩提寺でもあり、小学生の頃はこちらのお堂内で卓球をして遊んだりと幼いころから慣れ親しんできましたお寺です。

 

建設工事も新しい元号『令和』と共に昨年より始まっております。

現在は本堂と皆食堂2棟の建設が進行中、先ずは皆食堂の工事が先行しています。
手前が本堂の基礎となりますが、昨日の雨が基礎に溜まり、朝からポンプで汲みだし作業です。
本堂上棟式は4月上旬を予定しています。

こちらの池を復活させようと昨年より副住職が奮闘中です。モネの絵画の様な池になったら素晴らしいと思いませんか!?

本興寺HP『副住職の茶飲話』にて、これまでの工事記録や副住職が日々奮闘されている姿が垣間見れます。どうぞご覧になってください。

 

 

 

 

カテゴリー: 建築 | コメントする

建築誌掲載のお知らせ

この度、弊社で施工しました『勝浦の家』が「住宅建築4月号」に掲載されました。


この号は建築家・高須賀晋氏設計「茂原の家」を特集の主として組まれております。

「茂原の家」が建てられた30年ほど前、この地は宅地造成を終え、新築住宅の建設が始まっていた新興住宅地でした。

その中でもこの住宅は他のものとは一線を画す存在であり、凛とした佇まいに目を見張るものがありました。

軒を低く構え、シンプルな造り、のびやかで柱と窓との間隔の取り方が絶妙でとても美しく、「こんな建築もあるのか」と、当時、入母屋造り一辺倒であった私にとって新たな建築の世界に触れるきっかけとなりました。

その後、建築家・高須賀晋氏を知る事となりました。
いつか、この様な建築を手掛ける機会があればと、温めていたものが「宮原の家」となります。

今回、高須賀氏特集の号に『勝浦の家』が掲載される事となり、二重の喜びと不思議なご縁を感じさせて頂いております。

 

カテゴリー: お知らせ | コメントする

九十九里pj(プロジェクト)始動

久しぶりの更新となりました。長すぎる充電期間(?)を経ての再開です。

いよいよ昨年末、プロジェクト本格始動しました。
名付けて「KJK(九十九里)プロジェクト」[設計事務所で名付けて頂きました]

設計計画が始まったのは2016年の夏、暑いさなか設計事務所のスタッフの方々での土地の測量から始まりました。
そして、16m級米松原木の調達・製材から約2年が経過し、ようやくこの日を迎える事が出来ました。

基礎工事ばかりが早々に仕上がり、上物がなかなか建たない事に、周囲の皆さんには「上棟はまだか、まだか」と、心配をされる一方、とても楽しみにしているとの声も頂き、嬉しい限りです。

この住宅の形は三角形、内に小三角形、外を大三角形の基礎が構えています。

「親方の集大成となるものを造りましょう」と設計事務所より提案を頂きました。42年間で一通りの建築を経験し、また人生においても60歳という大きな節目を目前に、これまで手掛けることのなかった難しいお題を頂き、自邸は新たな建築への挑戦だと考えています。

当日は朝方まで雨に降られましたが、作業するころには晴れ間がみえてきました。
三角形という特殊な構造のため、建て方手順は構造設計・意匠設計の両事務所と念入りに打ち合わせを行いました。

それでは、建て方、初日よりお伝えします。

建て方2日目に続く、、、

 

 

 

カテゴリー: 建築 | コメントする

鴨川・里山プロジェクト

昨年から始動しております鴨川・里山プロジェクト。
地元長生村は海辺の平坦な地、約2時間車を南へと走らせると山並みが美しい静かな里山に到着します。
この眺め、心を落ち着つかせてくれる作用があります。

さて、既に完成していますのは昨年から取り掛かってきました農業用倉庫。
屋根はガリバニウム、外壁はタキロンのルメウォ-ルで仕上げ。
ルメウォ-ルという素材、初めて施行させて頂きました。
比較的大規模な建築に多く使われているそうです。

2階に廻しているのはキャットウォーク、近く猫たちも引っ越しです。
無垢材の新居、、、贅沢ですね。

倉庫内にはオーブン料理が可能な薪ストーブが置かれました。
先日は早速、薪ストーブで焼きたてパンを御馳走に、、、

そして、現在は車庫棟A・B・C3棟の工事が進行中です。
2月初旬より順に建て方を終え納期に向けての作業が続いています。

屋根・外壁は農業用倉庫と同様、ガルバニウムとルメウォ―ル。
3棟其々の屋根勾配に変化をつけ、軽やかな印象をうけます。

 

カテゴリー: 建築 | コメントする

製材立会い

こちらは茨城県龍ヶ崎市にあります㈱田中製材所様。
我が長生村からは約2時間半の時間を要します。
この日は買付けた材の製材立会いに足を運びました。

次プロジェクト用に16m級米松原木2本の調達です。
先月買付けの際に伺いました所、国内に入ってきて3年を経過し16m級がラスト2本との事で、訪ねるのが1ヶ月も遅ければ短く製材されてしまう所でした。
そうそうこの長さの米松にお目にかかる事はなく、本当に良いタイミングでこの原木に巡り合うことが出来ました事にホッとしました。

米松1本の原木から2本の大隅木を製材します。
製材後の材にくるいが生じない様に原木の芯を避けて、微妙なラインをよみ製材をお願いしました。

この日、製材所の皆さん総動員で朝から作業をして頂き、2本の原木の製材を終えたのは3時を回っていました。
こちらの製材所においても、これ程までの長さの製材の経験はないとの事で事前に役割分担を決め、作業にもたつきが出ない様にシュミレーションをして下さっていたそうです。
皆さんのスムーズな作業に驚かされました。

何より無事に製材を終えたことに安堵すると同時に、これら材を扱う私の気構えと大工としての力量が試されるプロジェクトになりそうです。

 

 

 

 

 

 

カテゴリー: 出来事 | コメントする

店舗改修工事/祝・開店

短期間での気の抜けない作業が続きましたが、各業者の力強い協力も
あり、無事に工事を終えることが出来ました。

こちらは勝浦市・朝市通りに店を構えます「おもしろ焼処 ふうふう
午前はたこ焼き、そして夕方5時からはお好み焼き・もんじゃ焼きが
味わえるお店です。

ご主人が得意のパソコンで作成したメニュー表も一新しました。
奥さんお手製の小粋な暖簾がかかり、
さぁ、新装開店です。
さっそく開店当日から予約が入っているそうです。
ぐっと冷え込んできましたから、常連さんはそろそろ「ふうふう」の味が恋しくなってくる頃ですね。
地元の方々に愛されている繁盛店です。

 

 

 

 

 

カテゴリー: 建築 | コメントする

店舗改修工事①

今月1日から約2週間の予定で店舗改修工事に入っています。
私ども木工事に加えて、塗装・板金・内装・電気・衛生設備の業者が
同時に作業を行いますので、業者間の兼ね合いなどを考慮しつつ
毎日が気の抜けないこの2週間となっています。

途中経過ですが、少しご紹介しましょう。

トイレ→手洗いカウンターが新たに設けられました。
カウンターの材はカヤの木
カヤの木のかぐわしい香りがほのかに漂っています。

床には奥さんが要望されていたビー玉がちりばめられました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

店舗内部→以前はクロス張りの天井でしたが、奥行きが感じられるよう今回は3㎝×4㎝の材を1㎝ピッチで仕上げてみました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

店舗外観正面→新たに庇を設け、店舗正面の顔を仕上げます。
外壁は塗装工事を終えてモダンな色に様変わりです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カテゴリー: 建築 | コメントする