山門工事②

加工作業は気のぬけない追い込みに入っています。
現在は四脚門の脚の部分 柱の加工中です。
写真手前の4本角は角のまま外側の四脚へ
また奥に写るは中脚を担う2本の柱、この材は角から丸へと加工していきます。

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002さて、中脚を担う柱を丸柱へと加工する工程。
柱の芯をだし差金を使って割り出していく方法です。
先ずは4角柱→8角→16角→32角→64角へと加工。

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8角柱→16角柱へ
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01816角柱→36角柱へ。028
62角となりました。

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そして最終的な仕上げには弧を型取った手製定規の出番となります。


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定規の柱に当たる部分には鉛筆の芯を擦り付けているため
角が取れていない箇所にはこの様に印が付くわけです。

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後はひたすら手鉋で丸に仕上げていく気の長い作業が続きます。
丸く加工された既製品もある中、やはりこの手は惜しみたくないのです。

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山門の中脚を担う2本の柱が並ぶ様。
出番はもうすぐです。

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