再生②

 

この家屋が100年もの間、幾度の大地震に遭いながら耐え持ちこたえる事ができたのか。
解体が進むと、その理由も徐々に明らかになってくる。

感心したのは貫きの厚み。
全て通し柱の1/3を貫の厚みとして確保しており、構造材としての貫の重要性を改めて強く感じる事となった。

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そして上を見上げれば地の松の梁組がこの家を守っている。
一昔前は地元の松を『上総松(かずさまつ)』と呼び、これらがブランド化され喜ばれていた時代があった。
しかしながら50年も経てば害虫が入り込み長期的にもつ材ではない。

それなのになぜ。。。
それはこの家の歴史的な背景にあった。
囲炉裏の煙で燻されたことによりこれらの松材の梁組は害虫から守られてきたのだ。

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工事が始まった事で時おり近所の人たちが古民家再生に興味をもち訪ねて来る。
かつて土間に据えられた囲炉裏では大釜に湯を沸かし蚕の繭を入れ、生糸を取り出す
作業をしていたそうだ。
この家の歩んできた歴史を知るきっかけとなっている。

さて工事進歩状況ですが、
要所要所、新しい材へ土台の取り替えを行いながら、基礎工事が進んでいます。
基礎幅は30㎝。
信頼のおける基礎屋の親方が頑張ってくれています。
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