原木製材

悩みに、悩みに、悩み、、、
じっくりと考え、「これだ!」と云うものを形にしたい。

菩提寺の山門工事。
今回のテーマ『1000年の建築』
大工の私にとって永遠のテーマでもあります。

演習林から切り出されてきたというヒノキの原木。
千葉県産にこだわり、山門にと買い付けてきた材です。
今日はこの原木の製材に立ち会いです。

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荒々しく分厚い表皮からは想像もつかない程の美しい木肌です。

さて、大人の腕さえ周らない程の太さの原木が製材され、尺2寸角(360㎜辺)に。
使える部分となると、僅かとなります。
長さは8m。
一般的な山門より高さを設けるため、柱の太さが山門の全体的なバランスを大きく左右する。
簡単に云ってしまえば、格好いいか、否かという事になります。

今回の山門(四脚門)には6本の柱が必要となり8本中6本は満足のいく材で先ずは一安心。

脚は丸柱か、それとも角柱か、、、ここも悩んだが、
『角』に決めた。

瞼の裏にある思い描く山門像。
そろそろ紙に書き写さなくてはいけません。

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