『透明感のある家』と『鯉のぼり』

当たり前の事ですが、自分たちが作ったものは何年経っても気になるものです。
設計コンセプト『透明感のある家』
開口部を大きく設け建物内どこからでも庭木の緑を眺める事の出来る家。
HPには掲載しておりませんが、9年程前に施工させて頂いた住宅。

階段を上がりウッドデッキを進み正面木戸が玄関。
外壁は左官モルタルリシン掻き落とし仕上げと板張りで仕上げ。
ご覧の様に外壁内に戸袋を設けるというシンプルな納まり。

屋根はガルバ二ウム鋼板、私好みに軒の出もしっかりと深くとっています。
そして、初の試み、、、
夏場高温となる屋根材の輻射熱対策を施しています。
塩ビパイプ管に無数の穴を開けたものを屋根棟沿いに設置し、地下水を利用し高温になった屋根材を冷却しようという試みです。


葉が生い茂る時期には庭木の緑が建物の傍まで迫り、
窓からは避暑地的さながらの景観を味わう事ができます。
木々の葉が夏場の強い陽射しを和らげる日除けの役目も引き受けてくれています。

外観は平屋造りですが、建物中央に階段を設け施主の要望であった6帖ほどの展望スペースを確保。
下の写真の板張り部分上部が展望スペース。

そして『鯉竿』
待望の長男が誕生し、鯉竿を頼まれる事となりました。
また明日から暫く雨予報、晴れ間を惜しんでの作業。
この鯉竿は奥さんの実家の山に入り切り出してきたもの。
鯉竿に相応しい太さ、長さ、そして一番重要な極力曲がりの少ないものを選んできました。
実家の山から鯉竿までとは、、、そうそうありません。
実家のご先祖様もさぞかし喜んでおられるのではないでしょうか。

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