鶴舞の家①

2月の上棟後、現在は木工事を終えた所です。

ここの時点でブログアップとは反省する点もあるかと、、、以後遅れる事無く報告ができるよう努めたいと思います。

さて、この日の施主との打ち合わせ内容は、電気コンセント/スイッチ箇所の最終確認および玄関廻り外壁材の色合わせです。
あらかじめ、左官職人に配合を変えた仕上がり3パターンをサンプルで用意してもらいました。

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当初、施主の考えは白でお願いしたいという事でありましたが、黒の外壁との繋がりが絶たれてしまう事からこちらでサンプルを用意して選んで頂くというかたちとなりました。

そこで決定したのは色の濃い一番左。
サンプルも乾かないうちから、我が家のネコが足跡を付けまわし一押ししていたものでした。
足跡の数からすると一番右は話にもならなかったようです。038

 

木工事を完了した内部の様子。
こちらの住宅は車いす仕様となっており、一般的な住宅より間口が広く設けられています。
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屋外へと繋がりを持たせるデッキも檜材で完成。
この庭には芝生を張る予定でゴルフ好きの施主のアプローチ練習場となります。
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古い住宅を解体するときには何か新しい住宅にも使えるものはないかとお宝を探すつもりで目を光らせますが、必ずしも、あれもこれもというような事にはいきません。
想いは十分に理解できますが、ダメなものは使えませんと正直にお伝えさせて頂きます。
お宝発見!その甲斐あって、施主に床柱の再利用を相談させてもらった所ぜひという返事で、今回はお母様の部屋ある仏壇脇に取り付けることとなりました。
解体した家屋から取り出した床柱を製材所へ持ち込み、今度は新たな住宅用柱の寸法に合わせての加工が必要となります。

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 こうした経緯で以前の家の床柱が新たに仏壇脇の柱として収められました。

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「親父が建てた家を壊すことになったけれど、またこうして母の部屋で使ってもらって亡くなった親父も喜んでくれていると思う」と話してくれた施主である息子さん。たいへん喜んでおられる姿にこちらもまた嬉しくなります。

 

 

 

 

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