ウィークエンドhouse①

10月吉日 小雨降りしきる中、厳かに地鎮祭が執り行われ
現在では打設工事へ向けて基礎工事が進行中です。

立地である山の傾斜を活かし、高低差1mほどの低中高の三層からなる住宅となります。
高低差がある事から基礎工事には並々ならぬ技量と、
また工期の面においても平坦地と比較した場合2倍は必要となります。

先ずは低層・中層部分から基礎を完成させ、高層部の基礎へと進んでいきす。

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勾欄搬入

ブログに度々登場します長生村・清泰寺、こちらの本堂須弥壇の勾欄製作。
製作は原寸図、そして型板から始まり、ケヤキ材から勾欄の各部材を形作る作業です。

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職人の手仕事によって各部材が仕上げられます。

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昨日、無事納品となりました。

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さて、納品を終えた所で御住職が私にタネアカシをしてくれた。

架木の反しの先が須弥壇の中央に置かれる遺影を包み込む様なイメージを考えていたのだそうだ。
中央には遺影がしっくりと納まる様にデザインされている。

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新たな展開へ

近くまで来ていたので少し足を延ばしてお客さんを訪ねた。
日没が早くなって自宅へ戻ってしまったか?
ハンドルを握って細い山道を登った先にオーナーの車が見えた。
久しぶりの再会に男同士ハグで喜びあった。

027長年手付かずの原生林を切り開き建てた週末住宅。
周囲はうっそうとした森であった。

昨日訪ねてみると
オーナーはかねてからの壮大な夢「パーマカルチャー」の実現へ向けて
エネルギッシュに活動していた。

菜園にため池。
穴を掘って2日もすれば山水が溜まり池の完成となるそうだ。
山は段々畑となっており、野菜、ハーブ、木々の苗木が植えられている。
段々畑の階段は切倒した木々で造られておりチップが敷かれている。
バナナの木々も植えられている。
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ここにはガラスハウスをつくり、トロピカルな果実を育てる計画だそうだ。
基礎からしてまた楽しみな物が完成しそうだ。006

012伐採途中の山。
次回来るときには遥か彼方の山までも開拓していきそうな勢いだ。
10年程前に建てた週末別荘は共に働くもの達とのコミュ二ティーハウスとなっていた。
互いの家族の近況を報告しあい、この地を後にしました。

 

 

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山門工事①

山門工事進捗状況です。
地盤改良工事基礎工事を終え、
現在は作業場にて材の手刻み加工が行われています。
手刻み加工の様子は追って報告する事としまして、
先ずは基礎工事が完了するまでの工程の報告です。

地面下1.2m掘り下げます。
地下水が作業の妨げとなり、
ウェルポンプを仕掛けながらの作業となりました。

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左右三箇所ずつ丸くなっている部分は地盤改良跡です。
ちょうどこの上に柱が建つ事となります。
砕石が敷かれ、その上にステコンを流します。
ステコン枠の完了。
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ステコン作業。
日常愛用品のタオルを頭にかぶり、私も応援に駆け付けます。038064

ステコン作業完了。074

配筋作業に入ります。075

配筋作業完了。
構造設計事務所に御教授を頂きました。

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ホイル状に配した鉄筋をコンクリートで覆う為、
型枠が組まれていきます。
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型枠完了。
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生コン作業。
私も愛用のタオルをホオッカムリしての作業です。
この日は「木(き)組」ならぬ、
「土(つち)組」となりました。

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生コン作業完了。
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石の据え付け作業。
石工の親方にお願いしました。
私もいつものホオッカムリで親方の手元に。

この石はお釈迦様の生誕の地インドから
遥々船旅でこの地までやってきました。

そして石の規格デザインは私のイメージした
つたないデッサンを基に
造って頂きました。250

石の据え付け完了。
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型枠が外れ鉄筋を覆っている
コンクリートの表面が顔を出しました。
滑らかで美しい
芸術品級の見事な仕上がりです。
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土の中に埋めてしまうのが惜しい
そんな感じさえします。
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埋戻し作業に入ります。
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転圧を繰り返し埋戻しを終えました。
石の設置個所をコンクリートで固定するため
再び枠が組まれていきます。310319

一番悩んだのはこの最後の仕上げです。
石の側面に凹凸がある為にコテ仕上げでは難しいと考え、
基礎屋の親方と相談の上、ㇾベラ―仕上げとする事となりました。
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上手くいくか、、、
仕上がりに幾分不安があったものの
見事きれいな仕上がりに安心しました。

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基礎工事完了となりました。
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Y.house

素晴らしいロケ― ション

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そしてこの地に建つ
焼き杉の家
圧倒的な存在感を放っている

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焼き杉

日本古来の伝統的な焼き杉製作。
さてこの焼き杉板、現在進行中の住宅の外壁材となります。

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僅かな時間でこの様に、、、
焼き過ぎ?
いえいえ、この炭化が焼き杉の証
良い役割を果たすのです。
防腐・防虫 また耐火性を高める効力があります。

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安全祈願

山門新築工事

三箇寺のご住職による安全祈願が執り行われました。

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完成まで道路を通行止めとさせて頂く事となります。
近隣の皆さんやお寺お墓参りの方々には迂回をお願いする事となり
たいへんご迷惑をお掛けいたしますが、
ご協力の程よろしくお願いしたいと思います。

〔実寸1/100の山門模型〕025029

さて、この山門建設の話を頂いてから 数か月間考え悩み
ようやくこの山門へと辿り着きました。

少々の変更はありますが
この山門には私の数々の想いを託しました。

緊急時の救急車両やマイクロバス等の車両などが
通れるような高さと幅を確保したことも そのうちの一つです。

それらは後々明かしていく事となりますが、
先ずは山門建設にあたり多くの方々に多大なご協力を頂きました事に
深く感謝しながら
工事を安全に進めたいと思っています。

 

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加工

山門材の加工に入りました。
四脚門の中脚部分を担うこの2本の材
山切りで約9mありました。

昨今では機械加工による丸柱も多く流通していますが、
この材は職人の手加工で丸く仕上げていきます。

山門をくぐる人達に
手仕事の温もりや風合いを感じながら

柱になったこの木を愛でるような気持ちで触れてもらいたい
この地の象徴として
皆に愛される山門を目指したいと考えています。

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始動

山門新築工事

関係各社の多大なご協力を頂き、少しずつ始動です。

元々、山門脇に建っていた石碑を境内へと移動しました。

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ここに新しい景観が生まれようとしています。

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念願の、、、

 明日からまた下り坂の予報。
打ち合わせのため東京へ向かいました。

午前中の打ち合わせを終え、念願であった場所へ、、、

前回の時は東京カテドラル関口教会を
そして今回は
『自由学園 明日館』と『前川國男邸』を巡ってきました。

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外観をまわった際、私の目に留まった破風板。

この建物の切妻屋根の破風板には日本の社寺建築で用いられる細工を
施していたことに驚きです。

  やはり心を動かされたのは南側に面し縦長の窓を配したこのホール

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大正10年に建てられたとはいえ
既にトップライト、ダウンライトが取り入れられています。

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『前川國男邸』

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およそ30坪という規制の中で造られた住宅

住宅の在り方、空間の作り方
教わる事が沢山あります。

是非こちらへ足を運んでみてはいかがでしょうか。

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